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時計の分解掃除(OH)と部品交換の時期

機械式時計のパーツ総数が、クォーツ式時計よりも圧倒的に多いことを表すイメージ画像です。

分解掃除の時期は機械式時計で2〜3年に1度、クォーツ式時計で3〜4年に1度といわれます。機械式時計の方が分解掃除の頻度は高くなります。

これはパーツ総数がクォーツ時計より圧倒的に多く、ゼンマイを動力源としているため、各部品に注している油が劣化する速度がクォーツよりも速いためです。また分解掃除の際には機械式、クォーツ式を問わず部品交換としてパッキンは交換し、防水性を維持します。その他の部品交換は必要に応じてということになります。

では、定期的な分解掃除をする場合とそうでない場合ではどういった違いがあるのでしょうか。 修理が必要になる症状とその原因、そして修理方法についてご説明します。

修理が必要になる症状とその原因、修理方法

時計修理が必要な症状には、大きく内装関係と外装関係の二つに分けることができます。

内装関係

  • 症状電池が液漏れを起こす
    原因これは電圧が低下したまま時計を放置したり、湿気の影響を受けた場合に起きる症状です。

    修理方法

    分解掃除で回路まで洗浄します。それでも動かない場合は回路交換が必要になります。

  • 症状時計が狂う
    原因磁気の影響を受けたことがまず考えられます。回路に異常が発生した可能性もあります。また歯車の破損や機械式時計の場合、強い衝撃のためにヒゲゼンマイが変形したなどが考えられます。

    修理方法

    まずは磁気抜きをしてみます。正常に動作するならこのまま使用できます。回路や歯車類に異常がある場合は分解掃除が必要となります。パーツの状態によっては交換が必要となります。

  • 症状時計が止まってしまう
    原因電池やゼンマイが正常で止まる場合には歯車の劣化のほかに、ムーブメントに注してある油の劣化が考えられます。目に見えない小さなホコリが歯車に引っかかって止まることもあります。

    修理方法

    分解掃除が必要になります。必要に応じてパーツの交換が必要になります。

  • 症状電池が早くなくなる
    原因交換したばかりの電池が切れてしまうのには回路の異常が考えられます。汚れた歯車が大きな負荷となっていることもあります。

    修理方法

    分解掃除が必要になります。パーツの状態によっては交換が必要になります。

外装関係

  • 症状腕に黒い汚れがつく、シャツの袖口が汚れる
    原因ブレスレットに残った汚れと汗が混じりあって腕やシャツの袖口を汚します。

    修理方法

    超音波洗浄機で駒と駒の間に詰まった汚れをきれいに洗浄します。時計をはずした時に乾拭きしてあげると時計をきれいに保てます。

  • 症状リューズが固まって動かなくなる
    原因汗と一緒にホコリなどの汚れが詰まって動かなくなります。またそのまま放置すると内部の巻芯と呼ばれる軸がさびます。

    修理方法

    リューズを引き出し、汚れを落とします。さびている場合は交換が必要になります。

  • 症状ブレスレットのピンが外れてしまう
    原因ピンの当たりが弱くなっていることがあります。またピンがさびていることもあります。

    修理方法

    ピン修正もしくは交換が必要です。

大切にしている時計にこうした症状が出るというのはとても残念なことです。毎日のちょっとしたお手入れと定期的な分解掃除、メンテナンスを行うことで、これらの症状は防ぐことができます。

ウォッチ・ホスピタルをご利用いただくお客様には日常的なお手入れ方法のご紹介とメンテナンスサービスのご提供によって、余計な部品交換を減らし長くご愛用いただけるように致します。自分の体と同じように定期的に検診に出してあげてください。

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