オメガ(OMEGA)スピードマスター AUTOMATIC|時計のオーバーホール・修理事例/料金・費用

時計修理事例

CASE STUDY

オメガ スピードマスター AUTOMATIC

オメガ スピードマスター AUTOMATIC

修理ブランド オメガ(OMEGA)
修理内容 オーバーホール
不具合内容 振っても手巻きしてもぜんぜん動かない。

修理前
人気のオメガ スピードマスター 自動巻 Cal.Ω3220Aです。
お客様はご購入から10年以上になりますが、今回は当社で2回目のオーバーホールご依頼です。1ヶ月程前に腕に着けていたところ、気が付いたら止まっていたとのことで、今回もネット申込にてオーバーホール集荷見積りをご依頼いただきました。

修理後
当社の技術者が裏蓋を開封して内部を拝見いたしましたところ、動力源である「ゼンマイ」が経年劣化によって切れていましたので、要交換となりました。また、自動巻ローターの回転をゼンマイに伝える歯車である「切替車」が劣化・摩耗していたことにより、自動巻の巻上げ効率が落ちていました。今回は人気のライトポリッシュのご依頼も追加でいただくことになりました。


今回交換したパーツです。
オーバーホールと共に、裏蓋パッキン、ゼンマイ、切替車が交換になりました。この3点は、最も劣化と摩耗が進みやすい部品になりますので、オーバーホール時には基本的に交換になるケースが多い部品になります。裏蓋パッキンは、ゴム製ではなく「テフロンパッキン」といわれる緑色のプラスチック製パッキンが使用されています。金色のパーツが「切替車」と言われる部品で、自動巻ローターの回転をゼンマイに伝えるクラッチの役割を担っています。テフロンパッキンと切替車の間にある銀色の金属片は、切れたゼンマイになります。

オーバーホール後のご使用上の注意点をお知らせいたします。
1:防水について
時計の外装は、経年劣化や汗・汚れによる腐食やサビ等によって、新品時よりも防水性が低下しております。また、今回洗浄して汚れがとれたリューズやケースの隙間等から水分が侵入し、くもりの原因となる可能性がありますので、水回りには注意してご使用下さい。もし水分がかかった場合は、速やかに拭き取りされることをお勧めいたします。また、この時計は日常生活用防水(3気圧防水)ですので、水につけたりお風呂に入ったりは厳禁です。

2:磁気について
時計は磁気を帯びてしまうと進みや遅れ、止まりが発生する場合があります。身の回りには様々な磁気を発する物があふれていますので、ご注意下さい。
例:テレビ、パソコン、スマートフォン、鞄の磁石、車や家の鍵、磁気ブレスレットなど。磁気を帯びているかどうかは、コンパスを近づけると容易にわかります。

3:持続時間(パワーリザーブ)について
停止状態からご使用を開始される際には、手巻き補助(40~50巻程度)を行っていただけますと、適切な持続時間が発揮できます。最初に手巻き補助をしないと、夜外して翌朝には止まっているようなケースも見受けられますので、そのような場合はいちどお試し下さい。

4:クロノグラフ機能について
時計の真ん中にある大きな針は秒針ではなく、クロノグラフ作動時のセンター針になります。クロノグラフ針の稼働には荷重がかかりますので、普段は停止しておかれることをお勧めいたします。

5:次回オーバーホール時期について
機械油は約3年で劣化を始めるといわれております。ご使用頻度にかかわらず、3~4年に一度のオーバーホールをお勧めいたします。

修理費用

オーバーホール 30,000円
パッキン交換 1,500円
ゼンマイ交換 6,000円
切替車交換 4,000円
ライトポリッシュ 10,000円
防水テスト 0円
消費税 5,150円

合計

56,650円(税込)

※交換パーツの料金はメーカーの料金変更やスイスからの輸入時期により変動することがございます。