オーバーホール時の防水検査と防水保証について|時計のオーバーホール・修理事例/料金・費用

時計修理コラム

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2023.08.20

オーバーホール

テーマ:

【オーバーホール時の防水検査と防水保証について】

【オーバーホール時の防水検査と防水保証について】

オーバーホール時の防水検査と防水保証についてご案内申し上げます。

腕時計は長期間使用していると、ミドルケース、裏蓋、裏蓋のネジ、リューズ、プッシュボタンなどの隙間に汚れがたまり、その部分に金属の腐食やサビが生じることがあります。分解洗浄を行う際には、腐食やサビを丁寧に除去しますが、除去された箇所には微細な隙間ができることがあります。そのため、オーバーホール後は防水性能がご依頼時よりも低下する可能性がありますので、水回りでのご使用には十分ご注意ください。ご購入時と同等の防水性能回復をお求めの場合は、ミドルケースや裏蓋、リューズなど外装パーツの交換が必要となりますので、ご希望によりメーカー修理代行のお見積りを差し上げることも可能です。

弊社の防水検査は修理完了時の防水性を確認するものであり、修理後の使用時の防水性を保証するものではございません。保証期間内であっても、水入りやくもりは使用状況や環境によって生じる可能性があるため、保証の対象外としております。何卒ご了承ください。

ガラスやガラスパッキンが経年劣化している場合、高い気圧をかけるとガラスが外れたり破損する恐れがあるため、通常は3気圧での生活防水テストを行っています。5気圧や10気圧での防水テスト(無料)をご希望の際は、別途お知らせください。

弊社の防水試験機の定格圧力は10気圧(100m)までとなっており、10気圧以上の防水検査は行えません。10気圧以上の防水検査をご希望の場合は、メーカーでの修理をお勧めいたします。

オーバーホール後に曇りや水入りが発生した場合は、状態によっては機械油が劣化しサビが発生する可能性がありますので、修理後1年以内(保証期間内)でも再オーバーホール(有償)が必要となる場合があります。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

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