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■ 週刊ウォッチ・ホスピタル | 愛機を守る時計ケア
時計の寿命を延ばす、時計修理職人のアドバイス 全52選
【知らずにやっていませんか? 時計の日付変更で避けたい時間帯】
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時計の日付変更、夜にやっていませんか? 修理職人が教える正しい合わせ方
夜8時〜朝4時は「時計の禁止時間帯」です!
意外と知られていませんが、日付変更には注意が必要な時間帯があります。実は夜8時〜朝4時(20時〜翌朝4時)の間にリューズを使って日付を早送り変更すると、カレンダー機構に負荷がかかり、日付送りの不具合や部品破損につながることがあります。
理由は?
この時間帯、時計の内部では「日付を変えるための歯車」が噛み合い始めています。そこに手動で無理やり日付を動かすと、歯車の歯が折れたり曲がったりしてしまうのです。
うっかりやってしまうと、こんな症状が出ることがあります。
「日付が途中で止まる(半目)」「深夜0時前後になっても日付が切り替わらない」といった故障につながり、部品交換を伴う修理が必要になることもあります
安全な日付の変え方は?
針を一度「朝の6時」など、迷ったら、一度針を6時付近に移動してから日付を合わせを行えば安心です!
大切な愛機を壊さないためにも、「夜の日付変更はNG」と覚えておいてくださいね。
※ムーブメントの種類によって異なる場合があります
※詳しくは取扱説明書をご確認ください
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▼ プロが教える!仕組みとトラブル回避の決定版
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ここからは、なぜその時間帯に壊れてしまうのか、仕組みと正しい操作手順を詳しく解説します。
内部で何が起きているのか?(故障のメカニズム)
一般的な機械式時計やカレンダー付きクォーツ時計は、夜12時前後に日付を「カチッ」と変えるため、数時間前から準備を始めています。
爪(ツメ)が出始める:夜8時頃から、日送り車(カレンダーを動かす歯車)の「爪」がゆっくりと伸び、カレンダーディスクの歯に噛み合い始めます。
手動操作による衝突:この「爪がしっかり噛み合っている最中」に、リューズで日付を早送りするとどうなるでしょう?
歯車の破損:内部でガッチリ噛み合っている歯車同士が無理やり衝突し、爪が折れたり、軸が歪んだりしてしまいます。
これが、修理現場でも非常に多い「日付変更の故障原因」です。
午前と午後の勘違いにも注意!
「お昼の12時に日付を変えたはずなのに、壊れてしまった」というご相談も受けることがあります。
これは、時計の針が「昼の12時」ではなく「夜の12時(深夜)」と認識していたケースです。時計は12時間表示なので、午前と午後を勘違いしたまま操作すると、知らぬ間に禁止時間帯に操作してしまうことになります。
時計を傷めにくい、基本の日付合わせ手順
カレンダーを合わせる時は、以下のステップで行うのが最も安全です。
針を安全ゾーンに移動:リューズを2段引き(時間調整の位置)、針を回して「6時(午前・午後どちらでもOK)」に合わせます。
日付を「昨日の日付」にセット:リューズを1段戻し(日付調整の位置)、カレンダーを「変えたい日の前日」に合わせます。(例:今日が15日なら「14日」にする)
針を回して今日の日付にする:再びリューズを2段引き、針を時計回りに進めます。夜の12時を過ぎたタイミングで日付が今日(15日)に変わるので、そのまま現在の正解の時間(午前・午後を意識)まで針を合わせます。
時計は一見頑丈に見えますが、カレンダー機構は非常に繊細なパーツで組み上げられています。
毎日のちょっとした意識で無駄な修理費を防ぎ、愛機を長持ちさせましょう!
もし「日付が半分で止まる」「深夜になっても切り替わらない」「日付変更時に引っ掛かりを感じる」といった症状がある場合は、無理に操作を続けず、一度ご相談ください。









