オメガのスピードマスター 、特にアポロ計画を支えた「ムーンウォッチ」として知られる プロフェッショナル手巻モデルは、時計愛好家にとって特別な存在です。その魂とも言えるムーブメントを最高の状態で維持するため、オーバーホール(分解掃除)は欠かせません。この歴史的な時計を長く愛用し、最高の状態を保つために、オーナー様が留意すべき3つの重要ポイントを解説します。
1. 継承された「レマニアベース」と確かなカム式ムーブメント技術への信頼
重要ポイント:クロノグラフの心臓部を熟知した専門技術による機能回復を最優先に依頼すること
お客様のスピードマスターに搭載されているのは、ムーンウォッチの伝統を受け継ぐ傑作ムーブメント、主にCal.861またはその改良版であるCal.1861/1863の系譜です。これらは、堅牢性と信頼性の高い「カム式」のクロノグラフ機構を採用しています。
ウォッチ・ホスピタルの強み:
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主流ムーブメントの専門性: ウォッチ・ホスピタルは、このCal.861、1861/1863といった、スピードマスター手巻モデルの主流ムーブメントの整備に豊富な実績を持ちます。カム式機構特有の作動調整に精通した技術者が、精度と機能回復を最優先に精密な作業を行います。
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パーツの確実な選定: クロノグラフモデルの複雑な部品の摩耗状態を正確に判断し、各パーツの研磨・修復作業および適切なパーツ交換パーツを行うことで、時計本来の精度、持続時間、操作感を回復させます。ウォッチ・ホスピタルでは、供給の終了したパーツ交換が必要な際はジェネリックパーツの有無もお調べしており、「修理不可」となるリスクを最小限に抑えることが可能です。
2. 手巻モデルの生命線:「ゼンマイ」の定期交換と安全な巻き上げ
重要ポイント:駆動効率を最大限に高めるためのゼンマイ交換と、安全な巻き上げ方法を実践すること
手巻式のスピードマスターは、毎日ゼンマイを巻き上げることで動力を得ています。この日常的な動作により、動力源である「ゼンマイ」は徐々に弾性を失い、劣化します。ゼンマイの劣化は、時計のパワーリザーブ(持続時間)と精度に直接影響を及ぼす、機能回復における最も重要な要素です。
オーバーホール時の対応:
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ゼンマイの定期交換: ウォッチ・ホスピタルでは、駆動効率と時計の性能を最大限に回復させるため、オーバーホールの際には原則としてゼンマイを新品に交換します。これにより、安定したトルクと正確なパワーリザーブが回復します。
日々の取り扱い(ゼンマイの安全な巻き方):
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ゼンマイをフルに巻き上げたうえでさらに強い力がかかるとムーブメントを傷めることになります。ゼンマイは最後まで巻いてご使用いただくことをお勧めしますが、巻き終わりが近づくにつれて慎重に手巻きをしていただくと安心です。
3. リフレッシュで満足度向上!ケースとブレスレットの研磨を推奨
重要ポイント:長年の使用感を一掃するケース研磨で「新品のような輝き」を取り戻すこと
オーバーホールと同時に行うケース・ブレスレットの研磨は、時計を機能面だけでなく、見た目でもリフレッシュさせる最も満足度の高いサービスの一つです。
研磨を推奨する理由:
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美観の劇的な向上: 長年の使用で付いた小傷やスレが一掃され、オーナー様は時計を「購入時のような輝き」で再び着用できます。このリフレッシュ感は、オーバーホールの満足度を大きく高めます。
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機能美の再現: スピードマスターのケースは、ヘアラインとポリッシュのメリハリが重要です。ウォッチ・ホスピタルの技術者は、この仕上げのコントラストを可能な限り再現し、時計の機能美を際立たせます。専門家に任せることで、プロの目線でバランスの取れた美しい仕上がりが期待できます。
ご依頼時のポイント: 研磨はオーナー様の希望により行います。「外装研磨によって全体的に綺麗にしてほしい」と依頼することで、機能回復に加えて美観も回復し、オーバーホール後の満足度が大きく向上します。
オメガスピードマスター手巻モデルの料金など修理事例は、こちらをご参照下さい。オメガ スピードマスター プロフェッショナル修理事例
ウォッチ・ホスピタルの確かな技術と、これらのポイントを組み合わせることで、お客様のオメガ スピードマスターは、機能・美観の両面で最高の状態に回復し、末永く時を刻み続けるでしょう。









